BUSINESS
事業内容
お客様のニーズに積極的に応え、企業の発展と社員の豊かさを追求する
経営理念とは働く人が常に立ち返る最も重要な判断基準
会社には、何故『経営理念』があるのでしょう?当社にも就業規則、業務マニュアル、荷卸作業マニュアル等のルールがあり、我々は、基本的にそれらを守って仕事しています。実際には、経営理念がなくとも、上記ルールがあれば、取り敢えず仕事はできます。しかし、もし『経営理念』が存在しなかった場合、社員は「港大宝運輸がどんな会社でありたいか?」「どんな人の集まりでいたいか?」があいまいな状態になり、その結果、個人の考え方のレベルや価値観で仕事をしてしまい、安定した質の高いサービスを提供し続けることはできません。逆に経営理念が存在し社内で浸透していれば、社員が自身のありたい姿・あるべき姿を意識することができ、経営理念を判断基準として常に立ち返ることで、問題課題に気づいたり、言動を修正したり、共通の価値観を共有することができます。そうすることで、お客様へ質の高いサービスを安定的に提供することが可能となるのです。会社は、縁あって出会った異なる価値観の人々の集まりであり、それぞれが違って当然です。ただ、そこには「違ってもよいこと」と「同じでなければならないこと」があり、性格や価値観は「違ってもよいこと」ですが、「同じでなければならないこと」こそが『この経営理念をはじめ経営方針、会社が大切にする価値観』なのです。その風土ができることで、お互いの違いを認め合うことで共存でき、互いの魅力に気づき伸ばすことができると考えます。
当社経営理念の本当の意味とは?
当社の『経営理念』は「お客様のニーズに積極的に応え、企業の発展と社員の豊かさを追求する。」です。
そのまま読むだけですと、「それはそうだろう。」で終わってしまいますので、少し踏み込んでみます。
先ず、「お客様のニーズ(要望・欲求)に積極的に応える」とは、お客様が求めていることや、困っていること、または気づいていないことに対し、我々の情熱と心の込もった物流サービスにより、『お客様の心が満たされる』ことです。我々の物流サービスが、お客様の期待や創造を遥かに超えることで、お客様は「感動」し、結果当社がなくてはならない存在になっていきます。我々物流業の生業は、物を売っているわけではなく、物流サービスという形として残らないものを提供し、運賃をいただく商売です。形として残らない以上、”我々の仕事”がお客様の期待や想像を越え、お客様へ感動を提供することこそが我々が選ばれ続けるために最も重要なことなのです。
ただ、一つだけ注意すべきことは、どんなことにも応えるという意味ではありません。応えていく先に【双方の発展繁栄がある】ことが前提です。何故ならば、どちらか一方だけが発展繁栄するだけでは、その関係性は長く続かず、共存共栄には繋がらないからです。
次に、「企業の発展と社員の豊かさを追求する。」についてですが、その前提条件は会社と社員は一心同体であり、互いに常に支え合っている関係であるということです。何故ならば会社と社員は車の両輪であり、どちらかが回らなくなればその車は行きたい方向へ進めず右往左往するだけだからです。
そして、「社員が豊かになる」とは、=「社員が幸せに気づくことができる。」ことだと捉えています。例えば、
「あなたにとって、幸せとは何でしょう?」「あなたは今幸せですか?」
と聞かれて、考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
人によって、幸せだと感じる条件は違いますし、そこに良し悪しはありません。
人にとって幸せは感じるものではなく、気づくものであり、その幸せに気づくために欠かせないのが、人間的成長です。いくら金銭的・物質的に豊かになったとしても、更に新たな欲が出てくることによって、一時的な満足に終わってしまいます。
ここで言う「人間的成長」とは、「学ぶことで『人間力』を高めること」であり、その人間的成長を重んじるために、社員が本来持っている『良心』と向き合う機会を増やし続けます。
そして、我々は、あらゆる人間的成長のカギを握る「謙虚さ、感謝すること、素直さ」をこれからも大切にしていきます。
超少子高齢化・AI技術等により移り変わる社会に対応し変化する企業を目指して。
これまで当社は経営理念のもと、お客様のニーズにお応えすることで、事業を続けさせていただくことができました。しかし、環境の変化は益々スピードを増しており、過去の延長で未来を想像することは難しい時代となりました。超少子高齢化、AIやIoTの台頭等により、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で当社が選ばれ続ける企業であるためには、ありたい姿に向かい環境に対応して変化し続けることしかないのではないでしょうか。5年後、10年後の当社のありたい姿に向かって、一体感を大切にしながら人の気持ちに報いることができる人の集まりをつくり続けます。その中で社員はもちろんお客様や社会の安全を最優先に考え、安定供給やコンプライアンス等の課題にも積極的に挑戦してまいります。
物流業務とそのベースとなる”人(ひと)”
当社は、命を繋ぐ LPG(液化石油ガス)物流のプロです。その肝は、“配車”能力と“輸送”能力。“配車”は、そのお客様より戴いた LP ガス輸送依頼を様々な条件下で、安全で効率的にお届けするまでを手配することが主な仕事です。また“輸送”は安全確保が何よりも最優先です。オーダー通りにお届けさせていただくという強い意志のもと、始業前点検等の安全整備や予防整備、出荷基地や納入先での安全荷役、刻一刻と変化する道路状況に対応した安全運転はもちろん、日頃の安全啓蒙も積極的に行い、安全パトロールやグループ活動も強化しています。但し、配車能力や輸送能力も大切ですが、一人ひとりの“人(ひと)の力”こそが欠かすことのできない要素です。確かに AI や IoT が急成長していく中で、これまで人がやってきたことを今後はAI ができてしまうこともたくさんありますが、人と人が関わる限り“人(ひと)の力”は欠かせません。つまり、その人の質こそが会社の質となるため、当社は人を大切にしていくことが会社の根幹であると考えます。そのためOJTの中で、筋を通すこと、強い意志を育むこと、人の気持ちに報いることの大切さを感じる機会を多く設け、人が成長しやすい環境をつくっています。人間の長所と短所は表裏一体であり、完璧な人は誰もいません。相手との違いを受入れ、長所を伸ばし合うことで、互いの成長を喜び合え、そんな人達が自然と集まる会社をこれからもつくり続けてまいります。